ダブリン中心部から北へ約10km、DART ( Dublin Area Rapid Transport ) 終点駅の街 Howth Townがあります。
学校からの帰り道、アイルランド唯一の近郊電車に揺られ、こののどかな港町に来ています。
後から知ったのですが、ここはダブリンでは有名なヨットハーバーだったのですね。
Howth の駅に到着した僕は、この街の風景が見たくてそのまま丘の上に向かいました。
途中、幾つもの画廊があり、それぞれ個性的な絵画たちがこちらを見つめています。
"同じ風景なのに描き方によってこんなにも変わるものだんなぁ。 後からこの絵をのんびり眺めてみよう"
そう思いながら高台に登ると、思っていた以上にすばらしい風景が眼下に広がっていました。
天気はいつものようにあまり良くはないのですが、夏ということもあり多くの観光客と
海で釣りやボードで楽しむ地元の人々を眺めることができます。
そして時折吹く強風の中、再び街へ向かう途中で先程の画廊に入り絵画を眺めていると、
丘の上から見えていた小さな島を描いているものが多く見られました。
ちょっと気になったので、この島のことを店の方に聞いてみると、この島はIreland's Eye と
呼ばれており、多くの海鳥が生息しているとのこと。
人の良い店主さんとその他いろいろな話をして、画廊を出ると偶然知り合いのイタリア人達に会いました。
彼らも あてもなくたまたまこの街に来たとのことだったので、さきほどの丘の上を案内し
一緒に Ireland's Eye をバックに記念撮影をしました。
その時の写真を送ろうと思っていたのですが、連絡先をすっかり聞くのを忘れていました。
彼らは、今どうしているのでしょうね。
この時みたいに偶然どこかの街で出逢えたらどんなにすばらしいことでしょうか。
この曇り空が多い小さな島国で過ごした時の中で、いろんな暖かさを感じれた小旅行でした。
再びこの島を訪れることが出来るとするならば、必ず訪れたい場所の一つです。