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Astor House Hotel (浦江飯店) / Shanghai. People's Republic of China






アジア有数の巨大都市 上海





この街で時を過ごすと 移りゆく時代の流れを感じることができる





今も残る古き時代  次へと変わりゆく新しい時代



それらの面影に 触れる旅へ出かけた





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〜 魯迅公園 〜




上海駅(上海火車站) から郊外へ向かう電車 - 軌道3号線 -  に乗り  この公園を訪れた




街外れにあるこの場所を わざわざ訪れたのには訳がある


ここでは 地元に住む人々の 普段着の姿に触れれるのであった





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" 道行く大勢の人々に 唄を聞かせる老人 "



" ゆっくりと思い思いに 太極拳にいそしむ人々 "




そんな彼等の傍らで 将棋や囲碁を楽しむ人々に出逢い


楽器を奏でるおばさま達 手品を披露するおじさま達に出逢った





この場所では 何をする訳でもなく 何かを求めるわけでもなく


ただ 静かに過ごしているだけなのに


とてつもなく緩やかに流れるトキに こちらの心も穏やかにさせられてしまう





こんな空間こそ 人々が創り出すオアシスと呼ぶにふさわしい





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公園から一歩外に出ると また違う光景がそこに広がっている




〜 かつての租界 旧日本人街 〜




そんな面影が残る街並みに 今の住民達の日常の暮らしが重なり合う




この界隈は たまらなくお気に入りの場所の一つです





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〜 上海雑技団 〜




上海を想ったとき 最初に浮かぶのは "雑伎団" という言葉だった



上海で このサーカスを見れる大きな会場は計2ヶ所あるらしい


ある夜 そのうち少し街外れにある "上海馬戯城" というサーカス場を訪れた




ここは 動物による曲芸で人気の場所という



訪れたこの日は 残念ながら動物は一切登場しないとのことだったが


実際に初めて観る雑技とあって 期待を胸に席へと向かった





この時 定期公演をしていた雑技団の名前は 記憶には残っていない


だが 人間離れした技の中に 暖かい一面を感じられるショーだったのを覚えている





〜 数名の団員で行う演技での一幕 〜




皆が皆 完璧な演技をこなせる訳ではなく 誰かしら 失敗する場面が見られた



でも 彼等はへこたれない



失敗しても その技をやり遂げるまで 何度でも果敢に挑戦する



そして 成功した時の満面の笑みに こちらも心が熱くなった






〜 最後の大トリとなった演技での一幕 〜




幾つかのショーが続き 最後はバイク乗りによる雑技が行われた




ステージ中央 大きな球型をした 鉄のオリの内側で繰り広げられる演技



複数のバイクが オリの中を全速で駆けめぐってゆく



少しでも タイミングがずれた場合 最悪大事故につながるだろう



その演技は徐々にエスカレートしてゆき 天井までも走り抜けるバイク達


天も地もなく バイクも人も逆さになりながらも 正確に軌道を描いてゆく




1台のバイクから演技はスタートし 今は3台



しかし アシスタントがオリの扉を開ける度 更にバイクが中に入り 技が高度になってゆく




4台 5台 ....




バイクの数が増えるたび 客席から悲鳴に似たどよめきが響き渡る



そして 6台目



もうオリの中には 他に何も入る余地など 全く無いようにしか見えない



事故が起こらないのが奇跡



それほど凄まじい状況に こちらも手から汗が滲み出る





そんな時 突然 会場の全ての照明が落ちると 予想外の光景が広がった




何と ライトを灯したバイクの凄まじい動きによって


球形のオリは くるくる廻るミラーボールと化していたのだった




もちろん オリ自体が廻るのではなく 中のバイク達が爆走し続けているのである




その光景は 本当に美しかった




一連のショーが終わった後 会場の人々からの拍手と喝采が いつまでも鳴り止まなかったのも頷ける





この会場に次来る機会があるなら 別の雑伎団による 全く別の公演を見ることになるだろう



どのような楽しい体験が出来るか 非常に楽しみである





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〜 南京東路 〜




中国 そして世界中からの観光客で賑わう大通り



一部 歩行者天国となるこの通りを歩くと  - 観光地 - としての上海を眺めることが出来る




目新しいビルと古い雑居ビルが混じり合い


日本でも見慣れたファーストフードの看板群が視界を埋め尽くす





何処にでもありそうな繁華街に見えて ここにしかない独特の雰囲気を醸し出している





ここを訪れる大勢の人々は そんな光景を どのような思いで見つめ


そして何処へ帰ってゆくのだろうか




やはりここにも 上海の一つの側面が溢れていた





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浦東新区





上海で 最も新しい地区を訪れた




東方明珠塔 (テレビ塔)


上海海洋水族館  陸家嘴緑地


正大広場 (スーパーブランドモール)


金茂大廈 ...





昔から残るものなど 何一つ見付けることが出来ない新しい大地




建物は 煌びやかなネオンで飾りつけられ


それを見ているだけでも とても不思議な気持ちになる





この地区で最もノッポな展望台 (金茂大廈88層観光) に立ったとき



移りゆく上海の歴史の 大きなうねりを感じた





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豫園





上海にある イメージ通りの"中国"を訪れた




- 中国のなかの中華街 -




この場所は まさにそう思うに十分な雰囲気を持ち合わせている




由緒ある中国庭園を散策し 行列の出来る有名店の小龍包をほおばり笑みをこぼす



立ち並ぶみやげ屋でウインドショッピングを楽しみ 多くの人々と共に夕暮れのトキのなかで佇む




- 上海の一大観光地 -




なのに ここでの時間は 普段の休みのひとときのように思えてくるのが不思議だった






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外灘(ワイタン)





" 上海バンドライン "




何かの写真か映像の中に この光景を見つけた時


いつか この地に立ちたいと思った



すでに訪れた者からは それほど期待するほどのものは無いと言われたが


初めて訪れるべき中国の地は シャンハイ  そしてこのワイタンと心に誓っていた





"辿り着いて思ったこと"




昼間は大勢の人々が集う 観光名所




しかし夜になると 心地よい風が流れ きらびやかに輝く建物の様相に心をときめかされる





渡し船の上から眺める姿


対岸の川岸から見つめる姿




再び外灘に戻り 人々の洪水のなかで立ち止まる




まさに 凄まじい熱気が漂い続ける場所なのに 心が落ち着くのはなぜだろう




20世紀初頭に形成された


かつての租界のおもかげを 今も伝える外灘地区




とうとう何かに誘われ この地に降り立った






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