〜 sky 〜
いつ頃だろうか
空を飛びたいと願ったのは
小さな頃 いつか空を飛べると思い続けた
信じるものはすべて現実になると思い続けた
そして自分では空に飛べないと判ったとき
自分の憧れが飛行機へと移っていった
そして空港から飛行機が飛びたつ姿をいつまでもいつまでも眺めた
初めて飛行機に乗ったのはずいぶん大きくなってからだったけど
その時飛行機の窓から見えたどこまでも続く空が
小さな頃の思いに僕を引き戻した
不思議な空間 不思議な世界
空に浮かぶことによってこの現実から離れたいと願っていたのかもしれない
でも、いまはこう思っている
空からみた地球は 多くのいのちを抱きかかえる
大きな大きなたましいのゆりかご
だから その中の僕たちは 何も違わないし 何も変わらない
それを見るために 空を飛びたいと願っていたんだ