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Catedral del Apostol / Santiago de Compostela . Galicia , España




ローマカソリックの3大巡礼地


ローマバチカン エルサレム そしてサンティアゴ



今までの旅の中で2つ目となる その巡礼地を訪れた





早朝 まだ 静寂の空気に包まれているポルトガル・ポルトの街の駅から


 国境を越える たった2両編成の列車に乗る




車内では にぎやかな観光客のおばさま達に囲まれ


笑い声の絶えない中 ゆっくりとしたスピードでスペイン北西部 " ガリシア " へと車両は向かっていた




途中 幾つもの街を越え 朝の静かな海 〜 大西洋 〜 を眺め


ポルトガル・スペインの境界線 ミーニョ川をを越え


ガリシアの漁師町ビーゴで近郊列車に乗り換え さらに約2時間



合わせて約5時間半の列車旅の後 聖地へと辿り着いた








巡礼の目印となるホタテの貝殻を身につけて歩く人々 普段着の土地の人々


若いバックパッカー達 そして普通の観光客




そういえば ポルトガルのシントラの宿で泊まりあわせたパックパッカーの女の子達が


サンティアゴの素晴らしさを熱心に語っていた事を思い出す



ケルト文化圏ということもあり アイルランドのダウンタウンを思わせる石造りの建物や道が


また別の国へ辿り着いたということを実感させてくれた





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同じスペインでも アンダルシアとは全く雰囲気が異なり


今朝まで居たポルトガルとも少し感じが違う



しかし どちらかと言えば ポルトガルに近い文化なのかもしれない



この地にて使われるガリシア語という言葉は ポルトガル語と似ていると言い


そして この地の人々は ポルトガル語を解することすら出来るらしい




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それにしても 大教会を中心とする街の雰囲気は 壮大なもの以外の何者でもなかった



旧市街から離れ 街を見渡す丘からは その街並みがカセドラルを中心とした要塞のようにも見ることが出来る




本当に日本では考えられない雄大さであった





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旧市街を随分と歩いた



昼 巡礼者向けの有名な安定食屋で食事を取り


石畳の街中を歩いて行く



途中雨が降り 街を歩んでいた人々は石造りの建物の下に隠れ


その側では 楽器をを持った人々が即興の音楽会を開く



雨が止めば 今度は教会を巡り  約1千年の歴史を持つ建物の中で


人々の祈りの姿を 静かに眺め そして人々と共に祈りを捧げる



この教会へは 幾度と足を運んだ




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夜 街に明かりが灯る頃 教会から離れ 再び街の中を歩く



かろうじてまだ開いている店々に立ち寄り 店内に流れる音楽CDを手に取る


店を出ると人のいない石畳に 靴音を響かせ歩いた



夕食は街のアイリッシュパブで取り ギネス片手にカウンターで静かに時を過ごす




再び教会へと向かうと ライトアップされた建物の下で音楽を演奏する人々に出逢った





"誰も集まらない場所で伝統楽器を一人淡々と演奏する青年 "



"民族衣装に身を纏い 大勢の人々の前で演奏を披露するバンドのメンバー達"





その対比が 妙に心地よかった




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朝 オープンカフェで 軽い食事を取り 道行く人々を眺める





〜 巡礼者 バックパッカー 地元民 旅人 〜



この場所にようやく辿り着いた者 この場所に居続ける者 この場所を去ろうとする者 ...





多くの人々を呑み込み 多くの人々を抱き続けるこの街は



心の原風景の一部として いつまでも我々の想いに残り続けるのだろう






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